職種別にみるエンジニアの種類「テスター」

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テスター

テスター
  • 問題点をみつける「テスター」

    あるソフトやアプリができた時に、設計したプログラム通りに動作するか確認する作業が必要になります。あらゆる種類のソフトやアプリ、プログラムが世に出る前には、必ずこの動作確認作業を行います。そしてこの作業を担当する人を「テスター」と呼びます。想定される動作を行い予想通りの動きをすれば、そのソフトやアプリは世に出せますが、ほとんどの場合、何かしらのバグや誤作動が発生します。テスターはバグや誤動作動が発生したのはなぜかを突き止める仕事です。問題点をみつけたら、プラグラマ―やシステムエンジニアに報告をします。修正を行うのはプログラマーやシステムエンジニアの仕事だからです。単純に問題点を探り出すだけの仕事ですので、誰にでもできる簡単な仕事だと思うかもしれません。しかし簡単であっても楽な仕事ではありません。

  • 膨大な可能性から問題の原因を突き止める

    例えばパソコンで使うソフトのテスターを行っている時に誤作動が起きたとします。その時テスターは「なぜその誤作動が起きたかを見極める」作業に入ります。普通、パソコンのソフトを動かすためには、自由に動くマウス、そしてアルファベットと数字、コマンドキーが敷き詰められたキーボードを操作します。マウスがどのように動いたら誤作動を起こすのかなどをメモを取りながらひとつひとつ検証していきます。キーボードに関しては100以上のキーの中の一つのキーを押して誤作動が出るとは限らず、いくつかのキーの組み合わせにより誤作動を起こす可能性があります。それこそ無限大とも言えるような膨大な可能性の中から原因を突き止める必要があるのです。

  • 真面目な性格が大切

    このように、一つのソフトの誤作動の原因を突き止めるだけでも膨大な可能性の中から原因を探る必要があります。一つの動作を試すごとにメモを取り、根気強くテストを繰り返していく真面目な性格がないと、テスターの仕事は務まらないかもしれません。途中で集中力を欠いて、必要なテストの段階を飛ばしてしまうと迷宮入りしてしまう可能性があるからです。完成間近の段階では人海戦術を取り、たくさんのテスターが協力して、あらゆる誤作動やバグを発見していきます。いい加減な性格の人がいると、その他のテスターの負担が大きくなってしまいます。テスターの作業は今後開発されるあらゆるアプリやソフトの完成段階で必要になります。地味な作業ですが今後も必ず需要がある仕事のため、将来的に仕事がなくなることはないでしょう。未経験者から始められる仕事ですので、まずはテスターとして働きながらプログラマーやシステムエンジニアを目指していく人も少なくありません。